松山英樹(23=LEXUS)が大会2連覇を逃した。5打差逆転を狙った最終日は後半インで猛チャージを見せた。11番、13番から3連続とバーディーを量産したが、16番パー3で池ポチャから痛恨のダブルボギー。70止まりの通算12アンダーで3打差5位に終わった。次は18日開幕の全米オープンに挑む。ダビド・リングメルト(27)が、通算15アンダーで並んだジャスティン・ローズ(34)とのプレーオフを制してツアー初優勝を飾った。
松山の連覇は池に消えた。3連続バーディーで通算13アンダーとした直後の16番パー3。グリーン左手前の池を越えてすぐのピンへ。172ヤードの距離を9番アイアンで狙い、池に落ちた。「池を越えるまで168ヤード。その右なら162ヤードで越える。やっぱりバーディーが欲しいですし」。風向きを右からのフォローと信じた。ところが、ボールは押し戻された。
「もうちょっと右から寄せるイメージで打ったつもりが、ピン方向に行ってしまった。思ったより風を受けた。そこをまだ読めない自分の判断力の甘さと、少しのミスが重なった」と分析しながら「仕方ない」と振り返った。準メジャーと呼ばれるビッグトーナメントは、攻めずに勝てるほど甘くない。しかも、クラブはショートアイアン。勝負をかけた末のダブルボギーだった。
優勝を、連覇を逃した悔しさは大きい。前半4番で1・5メートル、5番で3・5メートル、6番で2メートルと3連続でバーディーチャンスを逃した。「昨年よりショットが良くない中で、パーセーブがたくさんあった。すごく成長していると思う。でも、勝ちに来ているので悔しさの方が強い」とこぼした。
5位。今季8度目のトップ10は、マスターズ覇者スピースの9度に次いでツアー2番目の多さだ。次戦のメジャー2戦目・全米オープンに向けては、すでに4月に練習ラウンドもこなした。「1週間ある。この悔しさを晴らせるよう、しっかり頑張りたい」。念願のメジャー制覇へ、表情を引き締めた。

