松山英樹(23=LEXUS)の出場2試合連続優勝はならなかった。首位と3打差10位からのスタートも5バーディー、6ボギーの72と伸ばせず、通算8アンダー、276の11位だった。それでも最新世界ランクは自己最高を更新する11位に上昇し、米ツアーの年間王者を決めるフェデックスポイントランクも9位につけた。バッバ・ワトソン(米国)が、通算15アンダーで3季連続のツアー通算9勝目を挙げた。

 「試合を作るのはショット、試合の流れをつかむのはパター」という松山の持論を裏付ける最終日だった。3、4番で連続ボギーの直後に5番でバーディー。しかし、6番で1・5メートルのバーディーパットを外した。9番で第2打をピンそば50センチにつけるバーディーを決めた後、315ヤードと短いパー4の10番は2・5メートルが入らずパー。グリーン上で何度も流れをつかみ損ね「しょうもないボギーが多かった。自分から苦しくしてしまった」と悔やんだ。

 「スコアに対するショットの貢献度」は4日間で4位、パーオン率も5位。優勝したフェニックス・オープンでともに1位だった項目は今週も上位につけた。一方で「パットの貢献度」は66位。勝った時の29位と差がある。「ショットはいい感じになりそうなのに、パットはもう、訳分からないことになりました」と迷いが生じた。

 ただ、世界ランクは上昇。ポイントランクでも開幕直後の10月を除けば自己最高に並ぶ位置にいる。大会前、フェニックス・オープンでの優勝を見ていたという世界ランク1位のスピース(米国)が話していた。「英樹の活躍は印象的だった。強いなと思ったし、みんなが強さの可能性に気付いただろう。気付いてないとすれば、英樹を打ち負かすのは難しいと思う」。着実に階段を上がっている。