松山英樹(24=LEXUS)がメジャー自己最高の4位と復活した。第3日に日没順延となった第3ラウンド(R)は3アンダー67、最終Rは2アンダー68で通算9アンダー271とした。直近のメジャー2試合予選落ちからショットが回復。メジャー4大会全てでトップ10入りは、中嶋常幸に次ぎ2人目となった。谷原秀人(37)と池田勇太(30)は33位。ジミー・ウォーカー(37=米国)が通算14アンダーでメジャー初優勝を飾った。
予選Rの時とは別人のように、松山は能弁だった。「4日間久しぶりにいいプレーができてうれしかった。なくしていた自信が少し戻った。ショットの感触はまだ良くはないけど、修正できるレベルになったと思う。1週間でここまで立て直せたのはうれしい」。
苦しみ抜いたショットが変わった。通算9アンダーでメジャー自己最高4位。4Rともアンダーパーは、17戦目で初めてだった。
第3日の日没順延を受け午前7時にスタートした第3Rは67。首位との差を5打から4打に縮めた。そして最終R。1番は好アプローチで、4番は3メートルをねじ込み、序盤で2つのナイスパー。流れを作ると、5番から最終18番まで14ホール連続でパーオンに成功。約140ヤードから約200ヤードまで、アイアンで当たり前のようにグリーンをとらえた。予選Rではなかった笑顔が目立った。
今季のメジャー最終戦で意地を見せた松山は、復活の手応えと伸びしろにあふれている。ショットに復調のめどが立てば、後はパットだ。「いいパーパットが入ってくれたんで、スコアを崩さずにすんだ。でも、勝つためには“スコアを伸ばすパット”が入らないと…。その辺が課題だし、今の自分の実力と思います」。7番で4メートル、9番で2・5メートル、12番で2メートル、17番で1メートルのチャンスを外した。その4つが入っていれば…優勝スコアの通算14アンダーに肉薄できていた。
次戦は18日開幕のウィンダム選手権。そして25日からプレーオフシリーズのビッグトーナメント4試合が待つ。来季こそ日本男子初のメジャー制覇へ。強い松山英樹は帰ってきた。【加藤裕一】
◆日本人のメジャー大会10位以内 松山は5度目。中嶋常幸の6度に次ぎ、青木功と並び2番目となった。

