日本ゴルフツアー機構(JGTO)は19日、都内で総会と理事会を開催し、今季から史上最年少で新選手会長となった石川遼(26)の副会長就任を決めた。青木功会長(75)は再任され、ともに任期は2年。

 前選手会長の宮里優作に引き継ぎ、史上最年少でのJGTO副会長就任となった石川は「今後のゴルフ界のために、ゴルフファン、トーナメントを支えてくれる人、次世代の選手のことを大事にしたい。この3つの要素が盛り上がってくるような自分なりの施策を考えています」と口にした。

 その施策の1つとして、石川副会長は通常水曜日開催のプロアマを土曜日にも開催するプランを明かした。過去の国内ツアーでも行われていたという。「主催者の方の要請があれば、選手が協力して土曜日のプロアマを開催できれば。プロアマでなくてもジュニアレッスン会など要望次第で考えたい」と説明した。選手会で承認されれば、今季途中からテスト導入する可能性も口にした。

 また選手のファン対応やマスコミ対応などの研修会も他競技を参考にしながら導入したい気持ちがあり「ボクらも学び、置いていかれないようにしたい」と強調した。意欲満々の石川副会長と約1時間の話し合いの場を持ったという青木会長は「2期目のスローガンは『発展に努める』。孫のような遼副会長と新風を吹かせられるようにしたい」と声をはずませていた。