2年ぶりに出場した石川遼(26=CASIO)は6バーディー、2ボギーの68で回り、4アンダーで首位と4打差の4位につけた。

 「問題が起きた時にどう解決していくか。“問題解決能力”がテーマ」。開幕前に話していたことを後半2番で体現した。右ラフにドライバーショットを打ち込むと、目の前には1本の木がそびえ立った。佐藤賢和キャディーとの入念な打ち合わせが漏れ聞こえる。

 「(グリーン)左のラフ(に外した時)はどう?」「手前、バンカーは(外しても)OK。(グリーン)横までいくと、きついかな」「風はこっち(右)からだから、ちょっとカットめで打とうか」。

 残り190ヤード、8番アイアンで木の左を抜き、遠くグリーンの左端からフェードをかけるイメージでピン手前10メートルに乗せてバーディーを奪った。「最初から右のラフを嫌がってティーショットを打つのではなく、ラフにいってしまったらいってしまったで、どう解決するか。そこの能力にかけるしかない。ああいうバーディーが取れると、曲がることを恐れずに済む」とうなずいた。

 トラブルショットに活路を見いだしつつ、右サイドに入れればノーチャンスのポットバンカーがある5番では、そのバンカーまでは届かない3番ウッドを握った。3番パー5の第2打で“直ドラ”にトライするなど、攻めに攻めた中でも最低限のリスク回避は怠らなかった。

 開催コースが毎年変わる大会だが、過去6度出場して予選通過が11年(12位)の1度だけ。今大会のコースについても「相性は良くないと思う」と苦笑していた。「(印象が)変わりそうかなと思います。自分のスタイルで攻めていって、ミスした時にどう対処していくか。それができれば、どんなコースにいっても対応できる」。上々のスタートに口ぶりも滑らかだった。