昨年に続き福岡でアン・シネ(27=韓国)フィーバーが起きた。今季2度目の日本ツアーで1バーディー、1ボギーのイーブンパーで30位発進。体のラインを際立たせたウエアで登場し、終了後には100人以上がサインの列をつくった。韓国で玉突き事故に遭っていたことを明かし、逆境を乗り越えて上位進出を狙う。

 セクシー・クイーンに、福岡の男性ファンがくぎ付けになった。7番パー3で、アン・シネが6メートルのバーディーパットを沈めると歓声が湧く。最終18番ではバーディーチャンスにつけながら、カメラのシャッター音で集中力が途切れ、惜しくもパー。それでも首位と4打差の30位。「うまくいったようでまだ物足りない」。そう言いながらも充実感を漂わせた。

 日本ツアーは4月のバンテリン・レディース以来1カ月ぶり。韓国に戻った際に自動車で多重(玉突き)事故に見舞われたが、幸いにも後続車がクッションとなりケガは免れた。アン・シネは「守ってくれた車はピンク色。『運』のある色なので、明日はピンクの服を着たい」。終了後には100人以上がサインを求めて並び、練習中も人だかりができた。リランキング制度の導入で、後半戦の出場権を得るためにも優勝争いに絡みたい。【益子浩一】