女子ゴルフでツアー通算7勝の実力者、佐伯三貴(35=大和ハウス工業)が21日開幕の大王製紙エリエール・レディース(愛媛)をもって第一線を退くと18日、事務所などが発表した。

「この度、私・佐伯三貴は、次戦のエリエールレディースオープンを持ちまして、LPGAのツアープレーヤーとしての活動に区切りをつけ、一線を退くことを決意致しました。(中略)2007年のデビューから13年の長きに渡りツアーでプレーを続けて来られたことは、私の誇りです。しかしながら、二度の怪我と手術を経験し、近年では万全の体調で試合に臨むことが難しくなり、今回の決断に至りました。

今後は微力ではございますが、ゴルフ界の発展のためのお手伝いが出来たらと思っております。まずは、私のルーツである東北福祉大学ゴルフ部の後輩の育成に携わって行くと共に、自分のペースでまた皆様にお目にかかれるよう精進致しますので、これからも引き続き応援して頂けると幸いです。

楽しいツアーでの13年間でした。本当にありがとうございました」などとコメントしている。

今季はここまで25試合に出て2度の9位が最高成績。

◆佐伯三貴(さいき・みき) 1984年(昭59)9月22日、広島県生まれ。01、03~06年にJGAナショナルチーム入り。東北福祉大3年時の07年1月にプロ転向。同年4月フジサンケイレディスで女子大生プロとして初優勝。163センチ、63キロ