プロ2年目の高野愛姫(あいひ、20=Jトラスト銀行インドネシア)が逆転でツアー初優勝を果たした。9バーディー、1ボギーの64で回り、通算15アンダーの201。4打差6位から出て3番から3連続バーディー、8番から4連続バーディーなどの猛チャージを見せた。

最終日、彗星(すいせい)のごとく8つスコアを伸ばして単独首位に躍り出ると、一気に2位以下を突き放す。独走の初Vを締めくくった表彰式も、盛り上がった。

大会会長のアリサ・ヨネヤマ氏(37)が、高野に優勝トロフィーを手渡すと、大きな拍手。続く主催者代表あいさつでも、その若さと、セミロングの黒髪がなびく美貌が話題になった。

「昨年は、最終日に雨のため表彰式を行えず残念でしたが、今年は晴れ空の下、この大会を締めくくることができて本当にうれしく思います。ご声援と、ご来場に感謝申し上げます」

「(ヨネックス社)創業の地、新潟県長岡市のヨネックスCCで、皆さまのご協力の下、今年で26回目を迎えることができました。日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)や長岡市、協賛企業、ファン、ボランティアの皆さまのおかげです」

「高野愛姫に、見事なプレーで優勝が決まりました。おめでとうございます。ベストアマの、岩永杏奈選手のこれからのご活躍をお楽しみにしています」

「ヨネックスは、ゴルフを始めとして女性やジュニアの育成、スポーツ振興に力を入れております。より魅力ある大会づくりに努めて参ります。全ての皆さまに感謝を申し上げます。観客の皆さま、応援ありがとうございました」

アリサ・ヨネヤマ(米山有沙)氏は、バドミントン用品の世界最大手ヨネックス(東証スタンダード市場)の代表取締役社長。2022年4月1日に、同社の取締役執行役員マーケティング本部長兼グローバル戦略室長から昇格した。

1987年(昭62)6月28日生まれ。米山勉代表取締役会長の長女で、創業者の故米山稔さんの孫。南カリフォルニア大の大学院修士課程を修了した後、米企業を経て16年にヨネックスへ入社した帰国生だ。

昨年から今年にかけ、支えるスポーツも軒並み大躍進。バドミントンは、パリ五輪(オリンピック)のメダル24個のうち21個をチームヨネックスが獲得した。

車いすテニスでは、小田凱人(東海理化)がパリ・パラリンピックの男子シングルスで最年少の金メダル。前日7日の夜には、全仏オープンで19歳にして史上2人目の3連覇を達成した。

ゴルフでは、明愛と千怜の岩井姉妹が国内ツアー計6勝。今年も、千怜がメキシコリビエラマヤオープンで米ツアー初優勝と快進撃が続いている。

この日は、最後の記念撮影でも高野と岩永、JLPGA小林浩美会長の間にヨネヤマ氏が収まり、輝く笑顔を見せていた。

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