98年度生まれ「黄金世代」の河本結(27=RICOH)が、相次ぐ不測の事態にも動じず、今季2勝目、通算4勝目を飾った。

霧による視界不良のため、4時間遅れてスタート。その過程で、決勝ラウンドに進んだ54人をさらに絞り込む、セカンドカットを実施し、23位タイまでの30人が、変則9ホールで争うことが決まった。霧が濃くないホールを使用という、ツアー制施行の88年以降、初となる変則9ホールの戦いを、4バーディー、ボギーなしの32と4つ伸ばして回り、通算14アンダー、166で制した。単独首位から出て、2位との差を広げて逃げ切った。河本が同一シーズンで複数回優勝を飾るのは初。今季残り7戦で、目標に掲げる年間女王を目指していく。

まるでウイニングパットを沈めたような出だしとなった。1番パー4で、フェアウエーからの第2打を2メートルにつけると、これを沈めてバーディー発進。カップから拾い上げたボールを手にした、右手を高々と掲げてガッツポーズ。早々と勝利を確信したかのような堂々とした振る舞いは、一段と大きな歓声を呼び起こした。

さらに2ホール目となった9番パー4も、第2打を1・5メートルにつけて連続バーディーとした。勢いは止まらず、4ホール目の11番パー5は、ピンまで7ヤード、わずかにグリーンの外、カラーからパターで放った第4打を決めて3つ目のバーディーを奪った。再び右手を高く掲げて歓声に応えた。

とどめは7ホール目の16番パー3。ティーショットを3メートルにつけ、これを決めて14アンダーとし、2位に4打差をつけて、とどめを刺した格好となった。前日11日の第2ラウンドを終えた際に語っていた。「初日の1番の1打目のドライバーも、最終日の優勝かかった2メートルのバーディパッドも変わらない。同じ1打の重みでチョイス、ジャッジしている。だから過度に緊張することもないし、気合い入れることもない。かといって適当に打つわけでもない。そういうフラットな感じ」と、精神面の成長を語っていた。不測の事態の連続となったこの日こそ、河本の強さが最も発揮されるシチュエーションだったのかもしれない。

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