総勢231人が争った今季の米男子下部コーンフェリーツアーの全日程が終了し、最終戦に臨んだ石川遼(35=CASIO)は12位に終わり、ここでの米男子(PGA)ツアー昇格はならなかった。初優勝が逆転昇格の最低条件だった。

2017年以来のPGAツアー復帰を目指し、今季は米下部ツアーに挑戦。年間ポイントランキングは45位にとどまり、20位以内に与えられる昇格切符には、同21位の杉浦悠太(25)とともに届かなかった。

日本ツアーを離れて米下部ツアーを主戦場にした今季、アルゼンチンなど中南米を含む全25試合のうち24試合に出場し、厳しい日程や移動とも戦った。

ただ、昇格に効果的な優勝はなく、トップ10は3回(3位1回、10位2回)、予選落ち7回。6月に昇格圏のポイント20位まで浮上したものの、その後は失速。プレーオフ4試合を含めた最終盤6試合のうち、3試合の予選落ちも響いた。

日本では通算20勝を誇るスター選手が、PGAツアー(2013~17年)復帰を狙っての下部ツアー挑戦。生涯獲得賞金額が13億5000万円を超える石川が、この1年で得た賞金総額は約3600万円。金銭ではない部分で戦っていた。

ポイント60位以内に入ったことで、12月10日から4日間、米フロリダ州で開催のPGAツアー最終予選会への出場はできる。上位5人がツアー出場権を獲得できる狭き門。35歳のベテランが、シーズン最後に持ち前の勝負強さを発揮できるか。