無名の森井あやめ(33=F&co)が悲願のツアー初優勝へ、逆転圏内の2打差2位で最終日を迎えることになった。5バーディー、2ボギーの69と伸ばし、通算10アンダーの206で2位を死守。シード獲得経験もない33歳が、通算12アンダーで単独首位に立った桑木志帆(23)に勝負を挑む。
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33歳の無名印が人生初の大舞台に立つ。トップの桑木を2打差で追う森井は「こんなチャンスはなかなかない。優勝すれば人生は変わるし、変えたい」と、遅咲きの開花宣言。
163センチから放つ得意のショットで、この日のフェアウェーキープ率は100%をマーク。「私はメンタルが弱い。大事な場面では、手が震えて打てなくなる」というパッティングも好調。上位6人の中で、ツアー未勝利は森井だけという状況でも「いつも通りできた」と喜んだ。
東大阪市生まれで、大阪学院大を中退してまで早期のプロテスト合格を目指しながら、成就は3度目の挑戦の23歳の時。今季でプロ10季目だが、最高は6位でシード獲得もない。1勝した下部ツアーも「予選通過でも赤字で大変だった」。
ボクシング元4階級制覇王者井岡一翔と交流があり、「ボコボコにされても、私も格闘技がしたい」という変わり種。今大会では初日に人生初のホールインワンを達成するなど、勢いはある。本名は「菖(あやめ)」だが、覚えてもらえるように平仮名登録に変更している森井が、一世一代の勝負に挑む。【横田和幸】
○…桑木が単独首位に立ち、今季4勝目、ツアー通算7勝目に王手をかけた。2位から出て7バーディー、2ボギーの67で通算12アンダーに伸ばした。「追われる方が好き。追いかけるのは、途中で差が開くと(気持ちが)なえる。この差は自分にプラス」。ポイント順位は独走中で、待望の年間女王の座も目前。今大会はいろんなデザインのウエアやスカートを着用し、おしゃれにも挑戦中の23歳が万全の状態を整えている。

