フィギュアスケート女子で平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)代表の宮原知子(19=関大)が18日、「珍エール」を受け取った。大阪・吹田市の同大学で学内の壮行会後に記者会見。10年バンクーバーオリンピック(五輪)7位の織田信成アイススケート部監督(30)から「靴ひもはしっかりと結んで、気をつけて行ってきてください」と笑顔で背中を押された。

 織田監督は同五輪でショートプログラム(SP)4位と好発進したが、フリーで靴ひもが切れるなど失速した苦い思い出がある。宮原は「(靴ひもが)切れる前に替えたいと思います」とジョークで返し「魔物は自分が作り出してしまう。自分を信じるのが一番だと思う」と決意を新たにした。24日開幕の4大陸選手権(台北)を経て、初めての五輪に向かう。