フィギュアスケート女子の坂本花織(17=シスメックス)が4日、9日開幕の平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)に向けて現地入りした。

 成田空港からのチャーター便で選手団と一緒に移動し、襄陽(ヤンヤン)国際空港に到着。大きな荷物を持ちながら笑顔で到着ゲートをくぐり「ジャケットが似合っている」という声には「イエ~イ」といつもの明るさが健在だった。

 日本を出発する前には、同じ中野園子コーチの指導を受ける三原舞依から「カイロ持った? マフラー持った?」と最終チェックがあったという。五輪会場の江陵で行われた昨年の4大陸選手権を制した三原の気遣いに「寒さ対策を気にかけてくれました」と感謝の思いを口にした。

 9日からは早速、団体戦が始まる。11日は女子ショートプログラム(SP)、12日に女子フリーがあり「(出番がSPかフリーの)どっちにしても、自分のやらないといけないことをやりたい。団体でやるっていうのは(過去に)国体ぐらいしかない。みなさんの足を引っ張らないように、チームジャパンでやっていけたら」と初々しく意気込んだ。