初めての五輪となった田中刑事(23=倉敷芸術科学大大学院)が148・46点と本来の力を出し切れず、5位に沈んだ。

 序盤に組み込んだ4回転サルコーがいずれも2回転になるミス。直前の6分間練習で仕上げきれなかったことを原因とし「その原因で跳べなかった訳じゃない。自分の思っているジャンプの動きができなかった」と大舞台の緊張による影響を否定した。

 中3日で16日からは個人戦を控える。悔しさを晴らすべく「今日の失敗を生かすしかない。もっと自信を持って力強く演技できるように、日があるのでもう1度作り直したい」と気持ちを切り替える。