ショートプログラム(SP)で首位の羽生結弦(23=ANA)が、フリーで206・17点をマークし、合計317・85点で14年ソチ五輪に続き、金メダルを獲得した。男子の連覇は実に66年ぶりで、日本人として冬季の個人種目での連覇は初の快挙。

 羽生の優勝に世界が称賛した。各国メディアは「フィギュアの王様が完全復活」(韓国・聯合ニュース)などと大きく報じた。「日本のスーパースターが66年ぶりに五輪2連覇を達成」。中国メディアは、羽生選手を「歴史に名を残した」とたたえた。国営ロシア通信は「日本の神。フィギュアスケーター羽生が金」と報道。かつて浅田真央さんを指導したタチアナ・タラソワ氏はロシアのテレビ生中継で解説し、羽生がジャンプの着氷で転倒せずに持ちこたえるたびに「立て」と声を送り、演技を終えると「1位だ。美しい」と称賛した。英BBC放送は「歴史的」な快挙と報じた。