平昌冬季五輪(ピョンチャンオリンピック)の聖火リレーは29日、韓国の春川で行われ、フィギュアスケートの元世界女王、安藤美姫さんが走者を務めた。

 沿道の声援に手を振って応えながら韓国語や英語、日本語などであいさつ。日韓で人気の俳優チャン・グンソクにつなぎ「聖火は選手にとって希望。とても興奮したし、光栄だった」と笑顔だった。

 平昌五輪は30日で開幕10日前。安藤さんは平昌などがある江原道の観光広報大使を務めており、聖火リレー後のイベントにも参加した。「選手全員がけがなく自分のパフォーマンスを出せるように」とエールを送った。

 韓国国内での聖火リレーは昨年11月に仁川で始まり、各地を巡ってきた。

 引き続き江原道内でリレーされ、2月8日にスケート会場などがある江陵に到着。9日の開会式で平昌の聖火台に点火される。