スポーツ庁の鈴木大地長官は13日、平昌冬季五輪(ピョンチャンオリンピック)のスピードスケート・ショートトラック男子の日本代表がドーピング検査で陽性反応を示した問題で「情報収集するとともに調査を見守るしかない。関係機関と連携を図りながら対応に努めたい」と述べ、今後の推移を注視する考えを示した。

 スポーツ庁は先月、カヌーのドーピング問題などを受けて緊急会合を開き、各競技団体に不祥事の再発防止を訴えていた。鈴木長官は「このようなニュースが流れると、いいニュースも台無しになる。啓発活動を繰り返していくしかない」と話した。