平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)の閉会式が行われ、17日間の熱戦に幕が下ろされた。

 セレモニーに続き、まず各国の旗手が入場。日本の旗手は、スピードスケート女子500メートルの金メダリストで主将の小平奈緒(31)が務めた。続いてカナダを先頭に選手らが一斉に入場。開会式とは違い、国の垣根を越え、敵味方が肩を並べて手を振る場面も見られた。

 日本の選手たちは、金銀銅と3個のメダルを獲得した高木美帆(23=日体大助手)と金2個を獲得した姉の菜那(25=日本電産サンキョー)姉妹や、フィギュアスケート女子で4位となった宮原知子(19=関大)、銅メダルを獲得したカーリング女子、フィギュアスケート男子で金メダルを獲得した羽生結弦(23=ANA)らが、解き放たれたような晴れやかな笑顔で姿を見せた。

 アイスホッケー女子の統一チーム「コリア」などでも話題となった韓国と北朝鮮の選手たちは、自国の旗と統一旗を振りながら一緒に行進した。

 日本は金4、銀5、銅4と史上最多13個を獲得するメダルラッシュに沸いた。20年東京五輪に向けても大きな弾みがついた。