アイスホッケー女子の日本代表は16日、フィンランドとスウェーデンの敗者と戦う18日の5~8位決定予備戦に向けて試合会場に隣接する施設で課題の攻撃力強化へ約1時間練習した。1次リーグB組を通算1勝2敗で終え、準々決勝進出を逃した選手たちは、今目指せる最高位の5位に向けて精力的に氷上を駆け回った。

 1次リーグでは初戦のスウェーデン、第2戦のスイスともシュート数で上回ったが、なかなかゴールを割れなかった。山中武司監督は「世界トップ8のGKになると入らない。パックを(直接打たず)止めていたら打つスペースがなくなる」と、いかに素早い展開で相手GKの不意を突くかに攻撃ポイントを置いた。

 18日はどちらが相手でも世界ランキングで格上。山中監督は「もし次がスウェーデンだったらGKが構える前に打ち切る精度が必要。レベルの高いGK陣と戦い続け、ゴールを入れて自信をつけるしかない」と決定力不足の打開策を口にした。