平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)代表の小林潤志郎(26=雪印メグミルク)が合計271・7点で4年ぶり3度目の優勝。1回目に最長不倒の140メートルの大ジャンプでトップに立ち、2回目は127・5メートルを飛んだ。弟の陵侑(21=土屋ホーム)が2位。五輪で個人金メダル4個を持ち、札幌で調整中のシモン・アマン(36=スイス)が出場し6位だった。女子は岩佐明香(日大)が初優勝した。

 小林兄弟が、ワンツーを決め、初五輪に弾みをつけた。兄潤志郎が1回目に140メートルを飛んで、弟陵侑を振り切って優勝した。五輪前の最後の試合。「すごく良い緊張感の中で優勝できて、うれしい。五輪では自分のジャンプを見せたい」と意気込んだ。兄に負けたが、130メートル越えを2回そろえた陵侑も「風も助けてくれた。五輪に向けて良い試合だった」と表情は明るかった。