平昌冬季五輪の開幕前日となった8日、日本選手団の先陣を切ってノルディックスキー・ジャンプ男子がスタートした。

 史上最多8度目の冬季五輪に臨む葛西紀明(45=土屋ホーム)ら日本勢4選手がノーマルヒル予選(上位50人)を通過し10日の本戦進出を決めた。

 葛西は98・0メートル、鋭い飛び出しからK点まで伸ばしテレマーク姿勢も決めた。ポイントを確認し予選通過を確信したレジェンドはホッとした様子でVサインをつくってみせた。

 20位通過となった葛西は「昨日(練習)より良くなってきている。少しずつ手応えがある。ほっとして予選を通ったと思って笑みが出た。昨日より緊張もなく落ち着いて飛べた。いよいよ始まりました。ドキドキするオリンピック、強豪ばっかりで割って入るには完璧なジャンプをしないといけない。完璧なジャンプを2本そろえて表彰台に立ちたい」と鼻息を荒くした。