前人未到の領域に到達した。14年ソチ五輪男子ハーフパイプ銀メダリストで平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)代表の平野歩夢(19=木下グループ)が国際主要大会では史上初となる2連続での4回転技を決めた。3回目の演技で99・00点(100点満点)をマーク。五輪の前哨戦ともいわれる世界最高峰のプロ大会で、16年オスロ大会以来となる2度目の頂点に立った。

 ◆平野歩夢(ひらの・あゆむ)1998年(平10)11月29日、新潟県村上市生まれ。村上一中から開志国際高を経て、現在は日大スポーツ科学部に在学。4歳でスケートボードとスノーボードを始める。13年Xゲームでは史上最年少で2位に。同年8月のW杯初戦では初出場で初優勝。今季はW杯3戦2勝。160センチ、50キロ。