高木美帆(23)がまた歴史を塗り替えた。銀メダルを獲得した1500メートルに続く銅メダルで、女子個人種目で初の複数メダルを手にした。

 ◆日本の五輪同日メダルラッシュ 14日の第6日に日本勢は4人のメダリストが誕生し、冬季大会で1日に獲得したメダル最多記録を更新した。これまでは3人が最高で過去3度あった。72年札幌大会第4日の2月6日に、ジャンプ男子70メートル級で笠谷幸生が金、金野昭次が銀、青地清二が銅と表彰台を独占。98年長野大会第9日の2月15日には、ジャンプ男子ラージヒル個人で船木和喜が金、原田雅彦が銅、スピードスケート男子1000メートルで清水宏保が銅を獲得。今大会第4日の2月12日に、モーグル男子の原大智とジャンプ女子の高梨沙羅が銅、スピードスケート女子1500メートルの高木美帆が銀を獲得した。夏季大会の同日金メダルは68年メキシコシティー大会第15日の10月26日、体操種目別4個とレスリング宗村宗二の計5個が最多。

 ◆複数メダル スピードスケートの日本選手が同一大会で複数メダルを獲得するのは1998年長野五輪男子500メートルで金、1000メートルで銅メダルの清水宏保以来2人目。同一種目で日本勢が複数メダルを獲得するのは10年バンクーバー五輪男子500メートル以来で3度目。