東京五輪・パラリンピック聖火リレーは28日、3県目となる群馬県でスタートした。館林市から前橋市までの7市町をつなぐ。

太田市では19年ラグビーW杯日本大会で史上初の8強進出に貢献した日本代表フッカー堀江翔太(35=パナソニック)が、第1走者を務めた。所属するパナソニックの練習場が同市にあり、自身も住むなじみの町。「お世話になっている人、支えてくれている人に感謝の気持ちを(聖火で)伝えたかった。オリンピックを目指す若い世代の選手にも希望を与えられたら良い。変な緊張感があったので、火が消えてしまったり、こけたら大変やなと思っていました」と大役を終えた。

五輪のラグビーは1924年(大13)パリ五輪までは実施されていたが、16年リオデジャネイロ五輪からは7人制ラグビーとして正式種目に採用された。日本は、男子がニュージーランドやフランスに勝利するなど4位の好成績。女子は10位。東京五輪での再躍進に向け「五輪は僕の人生にはチャンスがないのですが、最高の舞台ですし、一瞬、一瞬を楽しんでもらいたい」とメダル獲得の期待を寄せた。