2028年ロサンゼルス・オリンピック(五輪)で初採用となるフラッグフットボール男女の日本代表が26日、東京・調布市内で練習を公開した。
8月13日から4日間、五輪予選を兼ねて行われる世界選手権(ドイツ)に向け、それぞれ調整。五輪開催国の米国をのぞいた男女上位2チームまでに与えられる五輪切符獲得を誓った。
神戸外大2年の仲埜心葉(19=千里山ブラックジャガーズレディース)は今大会で女子日本代表に初選出。高校までは陸上の短距離選手として活躍した。
「チームスポーツ自体も初めて。今まではずっと孤独な競技だったけど、たくさんチームメートがいてすごく楽しい。今のメンバーで絶対に金メダルを取りたい」と初優勝&五輪出場に意気込む。
兵庫・市西宮高時代は100、200メートルで全国高校総体(インターハイ)出場。200メートルでは兵庫県高校記録(23秒S97)を保持している。
競技転向のきっかけは、大学1年の夏。高3秋の国民スポーツ大会を最後に陸上を引退した仲埜は「チームスポーツに挑戦してみたい気持ちがすごく大きくて」と理由を語る。
小、中がアメリカンフットボールの名門、関学大の付属校で体育の授業でフラッグフットを経験していたことや、五輪の追加競技に採用されたニュースも追い風になった。
大学進学後、心機一転して自らチームを探し、新たな道に進んだ。
ポジションは相手QBに向かって走り、パスや判断の邪魔をする守備の要となる「ラッシャー」。100メートル11秒76の自己ベストを持つ仲埜にとっては特技を生かした役割だ。
「直線的に走るので、すごく自分のためじゃないけど、自分にぴったりのポジションがあって、陸上の経験がもろに生きている」。
競技転向から2年目。トラックからフィールドに舞台を移したスプリンターが、自慢の快足で勝利の活路を見いだす。【泉光太郎】
◆仲埜心葉(なかの・ことは)2006年10月5日生まれ、兵庫県出身。兵庫・関西学院中から陸上に打ち込む。中3時に100メートルで全国中学校体育大会5位、U16大会優勝。同高3年時には200メートル兵庫県高校記録(23秒S97)を樹立。東アジアユース大会100メートルで銀メダルに輝いた。神戸外大進学後にフラッグフットボールに転向。現在は千里山ブラックジャガーズレディースに所属。165センチ。


