【明徳義塾の背番号20】ミノルマンの相棒が目指す「脱・根性論トレ」/連載〈6〉
「Amazingベースボールパートナー東京校」に通う選手の多くが「楽しかった」と口にします。全身を使い、短時間でも中身が濃いハードなレッスンは、明るい雰囲気に包まれます。ミノルマンこと廣畑実氏(29)の軽妙な関西弁に加え、久松宏輝トレーナー(28)がきっついトレーニングも笑顔で後押し。少年時代の後悔を胸に、球児と向き合っています。
その他野球
◆廣畑実(ひろはた・みのる)1993年(平5)8月27日生まれ、大阪府出身。大阪桐蔭の内野手として2年のセンバツに出場。秋から主将を務める。1学年下に藤浪晋太郎(アスレチックス)らがいた。亜大―JR東海と進むも、右肘故障の影響で16年に現役引退。退社後に野球塾、オンライン指導など小、中学生に野球を教える。19年9月にYouTube「ミノルマンチャンネル」を開始。650本以上配信し、現在10万3000人の登録者数は野球技術指導動画としては最大。168センチ、75キロ。右投げ左打ち。
スイング改善の根本
ミノルマンはレッスン中、バットを置かせてストレッチをしたり、簡単なトレーニングを盛り込むことがある。
ミノルマンバッティングの調子が悪いと素振りやティー打撃をするじゃないですか? それで改善しないと、ストレッチやトレーニングを見直さないといけない。ここの部分がめちゃくちゃ大事で、体を整えてから素振りやティーをすると身になりやすいんです。
走る姿にがく然として
ここでいうトレーニングは、バーベルなどで重たい負荷をかけることではなく、主に体の動かし方を確認する作業だ。
亜大4年生の春ごろ、練習試合を含め27打席連続で凡退した。
長いトンネルから脱出しようと、打撃フォームを録画したが、自分の感覚とかけ離れた、ひどいスイングだった。「これはまずい」と思い、すべてのプレーを見直そうと、走る姿も録画した。
ミノルマン亜細亜ですから、グラウンドではずっと走ってたせいもあるけど(苦笑)、バット振るより走ってる時間の方が長いですからね。
ビデオ見てみると、左足が全然上がっていない。全力疾走もジョギングも撮ったけど、体が傾いている。ぞっとしました。こりゃあバットも思っているように出せないはずだと。そこから、トレーニングやストレッチで体のこと見直したんです。
効果が出たのはJR東海入り後だった。
「どどどど~ん」と打撃好調が続いた。
ミノルマン体を整えて練習でちゃんと修正しないと、試合で整えようと思っても長続きしない。試合ではいろんなコースや球種、スピードでくる。この球が来たら、いい形で振るためには、自分は練習でこう振らないといけないって感覚も、体が整ってこそ得られるんです。
靴下脱いで懐かしい感じ
ある種、極意をつかんだもののトミージョン手術を受けるほど右ひじを痛め、現役を離れたのは皮肉だった。
野球塾を始め、選手にトレーニングを指導したが「自分の感覚だけでは、専門的にやっている人には勝てない」の思いを持っていた。大阪桐蔭の2歳下の後輩が紹介してくれたのが、フリーで活動していた久松氏だった。
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1967年生まれ、岡山県出身。1990年入社。
整理部を経て93年秋から芸能記者、98年秋から野球記者に。西武、メジャーリーグ、高校野球などを取材して、2005年に球団1年目の楽天の97敗を見届けたのを最後に芸能デスクに。
静岡支局長、文化社会部長を務め、最近は中学硬式野球の特集ページを編集している。