【四国学院大卒】巨人・富田龍の学び 1年先輩のパ新人王から…/ファーム通信〈5〉

巨人育成2年目の富田龍投手(23)がイースタン・リーグでアピールを続けてます。左の中継ぎとして、4月は7試合に登板して6イニングを1失点に抑えるなど、開幕直後から存在感を示しました。四国学院大から21年育成ドラフト8位で入団。昨季からの変化や支配下昇格への思いなどを聞きました。

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◆富田龍(とみだ・りゅう)1999年(平11)11月11日、香川県高松市生まれ。立牟礼中時代は軟式野球部所属。志度では3年春の県大会8強。甲子園出場なし。四国学院大では通算43回 1/3 を投げ42奪三振。21年育成ドラフト8位で巨人入り。プロ1年目の昨季は2軍で5試合登板して0勝0敗、防御率21・00。目標の選手は山口鉄也、チャプマン。179センチ、78キロ。左投げ左打ち。今季推定年俸410万円。

ドラフト1位・大勢と新人自主合同トレーニングの練習場へ向かう=2022年1月

ドラフト1位・大勢と新人自主合同トレーニングの練習場へ向かう=2022年1月

「次に抑えればいいや」

富田は5月11日時点でイースタン・リーグで13試合に登板し、2勝0敗、防御率4・50。14イニングで16三振を奪っている。12日からは育成ドラフト1位ルーキー松井颯投手(22)とともに東京ドームでの1軍練習に参加。首脳陣の前で投球練習を行うなど、順調にステップを踏んでいる。

――結果を出し、アピールを続けていますね。ご自身ではどんな部分が要因だと思いますか

去年は結構、ミスとか変なピッチングをしたら、引きずって、切り替えられなかったことが多かったのですけど、今年は別に次に抑えればいいやと。人間だからそういう日もあるだろうと。去年だったら、考えすぎて、また崩れてしまったりしていたのですけど、今はすぐに切り替えるっていうのは今年やってます。

――気持ちの面で言えば、四国学院大の1学年先輩には超ポジティブな人が…。昨季パ・リーグ新人王も取った水上由伸投手(西武)

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