【高山俊】東京6大学野球新記録 明大恩師が背番号に込めた思い/物語のあるデータ

東京6大学が今年、連盟創設100周年を迎えた。「東京6大学野球 発祥の地」とした記念碑が神宮球場の敷地内に建てられ、春季リーグ開会式前には除幕式が行われた。その歴史の中には、破れないかもしれない記録がある。通算安打もその1つ。明大・高山俊外野手(12年~15年)が放った131本だ。48年ぶりの更新だった。個人的な思いでいえば、新記録を期待し、全打席を見続けた末に達成されたものだった。

プロ野球

◆高山俊(たかやま・しゅん)1993年(平5)4月18日生まれ、千葉県出身。日大三(東京)3年夏の甲子園で優勝。明大に進み、通算131安打は東京6大学史上最多。15年ドラフト1位で阪神入団。1年目の16年に当時の球団新人記録を更新する136安打を放ち、新人王を受賞した。23年オフに戦力外通告を受け阪神を退団。24年からイースタン・リーグに参加するオイシックスでプレー。23年までのNPB通算は467試合、330安打、打率2割5分、20本塁打、135打点、23盗塁。181センチ、87キロ。右投げ左打ち。

野球殿堂博物館異例のアマチュア選手展示

15年明大時代 野球殿堂博物館の展示物の前でポーズ

15年明大時代 野球殿堂博物館の展示物の前でポーズ

記録を更新した翌日、野球殿堂博物館(東京ドーム内)では高山が使用したバットと達成球の展示が始まった。アマチュア野球のメモリアルグッズが同博物館で公開されるのは異例のこと。それだけ注目度が高かったのだろう。

リーグ最多安打を更新する128本目は、15年10月10日の東大1回戦で生まれた。7回無死、先頭で打席に入ると、柴田叡宙投手のチェンジアップを左中間に三塁打した。「逆方向を狙う気持ちで、もう1回スイッチを入れました」。前打席まで3打席無安打。右方向に引っぱりこんでいたスイングを、きっちりと修正した。

15年 東大戦で通算128安打の新記録を達成。投手柴田

15年 東大戦で通算128安打の新記録を達成。投手柴田

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徳島・吉野川市出身。1974年入社。
プロ野球、アマチュア野球と幅広く取材を続けてきた。シーズンオフには、だじゃれを駆使しながら意外なデータやエピソードを紹介する連載「ヨネちゃんのおシャレ野球学」を執筆。
春夏甲子園ではコラム「ヨネタニーズ・ファイル」を担当した。