【巨人石川達也】渡辺元智さん“最後の教え子” 忘れられない言葉を胸にはい上がる

巨人石川達也投手(28)が、先発として再起を期しています。今季は1軍6試合で防御率17・05と苦しみ、現在は2軍で先発ローテーションの一角として奮闘中。「野球ってスピードガンコンテストじゃない」。そう言い切る左腕の投球哲学には、横浜高校時代の恩師で8月17日に亡くなった渡辺元智さんから授かった教えがありました。DeNA時代から石川投手を取材してきた記者が、恩師との記憶と再起にかける思いに迫ります。

プロ野球

★石川投手が語った主な内容

  • 「球速は全てじゃない」投球哲学の核心
  • 恩師・渡辺元智さんの最後の試合で先発した記憶
  • 「栄光より挫折」恩師の言葉とともに再起を誓う

◆石川達也(いしかわ・たつや)1998年(平10)4月15日生まれ、神奈川県出身。3年時の16年、夏の甲子園出場。同期に藤平(現楽天)。法大では通算18試合、3勝0敗、防御率2・10。20年育成ドラフト1位でDeNA入団。22年6月、支配下登録。同7月14日広島戦(マツダスタジアム)で公式戦初出場。24年オフ、戦力外通告を受け、25年から巨人。同年、先発、リリーフあわせて41試合に投げ、プロ初勝利を含む5勝。昨季まで通算87試合、5勝4敗、防御率2・37。178センチ、83キロ。左投げ右打ち。今季推定年俸3650万円。

阪神対巨人 6回を投げ終えベンチへ引き揚げる石川達也(右)=2026年5月2日

阪神対巨人 6回を投げ終えベンチへ引き揚げる石川達也(右)=2026年5月2日

「スピードガンコンテストじゃない」

「お! 久しぶり!」。灼熱(しゃくねつ)のGタウンスタジアム。2軍投手練習の合間、ネット越しに石川から声をかけられた。DeNA担当だった24年、当時DeNAに所属していた石川を取材して以来の縁。今年、私は巨人担当に戻り、石川も昨季から巨人でプレーする。不思議な巡り合わせで、再び取材するようになった。

この日もラフに近況報告。先発転向してからの状況や状態、今の心境-。話を聞いていく中で尋ねた。

「球速に関してはどう捉えてる?」

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1998年3月生まれ。東京都あきる野市出身。都立富士森では硬式野球部に所属。中大商学部を経て、2020年4月入社。同年10月から野球部配属で同12月から巨人担当、24年1月からDeNA担当を務める。26年は巨人担当。
趣味は海外サッカーなどのスポーツ観戦、映画鑑賞、サウナ。下手くそだけどマイブームはゴルフ。好きな食べ物は地元の八王子ラーメン。