【潜入!チームココ拠点〈上〉】メダリストだらけ「世界一のI.AM」がすごかった

「The Ice Academy for World's Champions」

そう公式サイト上に掲げる通り、今、自他ともに「世界一」と認めるアイスダンスの練習拠点が、カナダ・ケベック州の「アイス・アカデミー・オブ・モントリオール」だ。

22年北京オリンピック(五輪)金メダルのガブリエラ・パパダキス(28)ギヨーム・シゼロン(28)組(フランス)を筆頭に、今年の世界選手権を制したマディソン・チョック(30)エバン・ベーツ(34)組(米国)ら各国のトップカップルを輩出。全日本選手権を21年まで4連覇した小松原美里(30)尊(ティム・コレト=31)夫妻組(倉敷FSC)も学ぶ。

その「虎の穴」に、日刊スポーツ・プレミアムが〝潜入〟。「チームココ」小松原組の協力を受けて、全3回にわたって紹介する。(敬称略)

フィギュア

アイスアカデミー・オブ・モントリオールの練習リンクで取材に応じた小松原美里(右)尊夫妻組

アイスアカデミー・オブ・モントリオールの練習リンクで取材に応じた小松原美里(右)尊夫妻組

アイスダンストップが集結
小松原美里・尊夫妻組も学ぶ虎の穴

「I.AM(アイ・アム)」

「私は…」ではないらしい。そうだ、ケベック州はフランス語圏だ。

「Je suis(ジュ・スュイ)」

…いや、そういう問題ではない。冬は、氷点下20度に達し「極寒警報」まで出る北米のパリ。確かに寒かったが、こんなサムい原稿の入りにしてしまった…。

猛省しつつ、しかし美里の口から「I.AM」と聞いた時、予習が足らず、思わず聞き返してしまった。教えてくれたのは尊だ。

「Ice Academy of Montreal」

その頭文字を取ったチームの愛称で、今や世界王者の代名詞でもあった。

モントリオール出身のマリーフランス・デュブレイユ(48)パトリス・ローゾン(47)組。06、07年の世界選手権で2年連続の銀メダルに輝いたカナダのアイスダンサーが08年の引退、結婚を経て創設した。

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スポーツ

木下淳Jun Kinoshita

Nagano

長野県飯田市生まれ。早大4年時にアメリカンフットボールの甲子園ボウル出場。
2004年入社。文化社会部から東北総局へ赴任し、花巻東高の大谷翔平投手や甲子園3季連続準優勝の光星学院など取材。整理部をへて13年11月からスポーツ部。
サッカー班で仙台、鹿島、東京、浦和や16年リオデジャネイロ五輪、18年W杯ロシア大会の日本代表を担当。
20年1月から五輪班。夏は東京2020大会組織委員会とフェンシング、冬は羽生結弦選手ら北京五輪のフィギュアスケートを取材。
22年4月から悲願の柔道、アメフト担当も。