【バレー男子の言葉】高橋藍「戻ってこれる力がある」「一番信じてる」不調の石川祐希へ

1972年ミュンヘン大会以来52年ぶりの金メダル獲得を目指す日本が、第1関門を突破した。米国に1-3で敗れたが、1セットを取ったことにより決勝トーナメント(T)進出条件の各組3位の成績上位2チーム以内が確定した。

日刊スポーツ・プレミアムでは、バレーボール男子日本代表の全試合を取材し、選手の言葉を伝えます。

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バレーボール

<パリオリンピック(五輪):バレーボール・日本1-3アメリカ>◇2日◇男子1次リーグC組◇パリ南アリーナ

米国戦を終え、タッチを交わす日本の選手たち。準々決勝進出を決めた(共同)

米国戦を終え、タッチを交わす日本の選手たち。準々決勝進出を決めた(共同)

石川祐希

―大塚と途中交代した

石川 ドイツ戦以降、アルゼンチン戦、今日の1セット目も含め、託してもらえるところで託してもらえなかったので、そこが反省点。レセプションも崩されていたので打数も打てないし、そうなると大塚選手のほうがチームとしてはまとまると僕自身も思っていたので。まあ監督の判断が正しかったと思います。

―3セット目頭に大塚と交代したが、監督から何か言われたか

石川 いや、特にそれは言われていないですね。本当は高橋健太郎選手のサーブで僕が出る予定だったんですけど、S1が回らなくなったので、多分急きょ西田選手と交代したと思います。

第3セット、スパイクを決め、喜ぶ大塚(右から2人目)(共同)

第3セット、スパイクを決め、喜ぶ大塚(右から2人目)(共同)

―フィーリングが合っていないと話していたが、戻ってきたか

石川 戻ってきているというか、ただ合っていない、合っている、そこの問題なので。修正が必要かなと思いますし。いつもだったら上げてもらえるところでクイック使って1タッチ取られて。僕も中をのりきれず、みたいな場面も多かったので。そこで託してもらえるようにしないといけないと思いますし。ネーションズリーグとかは多分、僕に集まっていたと思うんですけど。僕もドイツ戦でパフォーマンスよくなかったので。信頼を失ったわけではないですけど、「大丈夫かな?」という感じで、関田選手も考えているんだ、と思います。

―予選突破しましたが、受け止めは

石川 最低限。うれしいとかはまったくないですけど、予選は突破なので。この後どこと対戦するかわらかないですけど、本当にこれからが大事だなと思います。

―コミュニケーションの不足もあるのか

石川 そういう問題というか、そこのコミュニケーションをとれている、とれていないとかじゃなくて、多分僕がパフォーマンスをしっかり出せば上げてくれるところで、パフォーマンスをしっかり出せていないだけの問題だと思うので、そこの改善が必要だと思います。

―体のコンディションは

石川 そこは問題ないです。

第3セットを奪い、喜ぶ日本チーム(共同)

第3セットを奪い、喜ぶ日本チーム(共同)

―3セット目冷静に試合を見ているように見受けられましたが、どう見ていたか

石川 うまく回っているところはうまく回っているし。まだ相手のパワーに負けたりとか、もったいないミスがあったりとか、そういうのは改善していかないといけないなと思いますし。でもみんないきいきと、のびのびとやれていたので、そこはよかったかなと思います。

―ずっとアメリカを意識していた中で、実際やってみてどうだったか

石川 やっぱりパワーだったり、スピードだったり。ブロックディフェンスも非常に強力だったので。やっぱり、この後メダルを取るっていう目標を掲げているので、ああいったチーム、アメリカ以外にも、もっと強いチームはいると思いますし、そういうチームに対して勝てる準備をしていかないといけないな、と思います。

―決勝トーナメントに向けて、チームとして改善することは

石川 精度の問題だったり、1セット目、2セット目に関してはシャットを食らったりとか、そういったミスが多かったので。3セット目以降はリバウンドをとったりとか増えてましたけど。そういった状況に持ち込めると僕たちの有利な展開になってくるので、そこも改善が必要だと思います。

西田有志

―アメリカに対して厳しい試合にはなった

西田 本当に、なんて言うんですかね。こういったフルメンの状態で戦うのは3年前ぐらいではなかったところもあったんですけど、やっぱり向こうの、このオリンピックでのパフォーマンスっていうのは、ものすごく高いチームだと思ってますし、その中で自分たちができることは何なのかっていうのが、自分たちのバレーをしっかり通用させるっていうのが、まず第1だと思うんですけど。やっぱりサーブのクオリティーの差っていうところが、今日の点差に現れたところかなと思います。

第3セット、スパイクを決め、喜ぶ西田(共同)

第3セット、スパイクを決め、喜ぶ西田(共同)

―苦しい場面で西田選手に託されるケースが増えたが

西田 スパイクの部分でも、リバウンドを取りに行っても、2セット目のとこでも、しっかり残してプッシュも取ってきましたし、ああいうところでも自分の中では想定できないようなプレーではありましたけど、そういうところも試合で学んでいくしかないと思うので。やりながら3、4っていうところではもう打ち切るしかないなっていうところがあったので。テンポが違った時にリバウンドを取って自分たちのリズムにしてっていうようなところっていうのは、3セット目、4セット目っていうところはすごく自分たちのバレーに近づいてきたのかなって思います。

―第3セットはサーブレシーブが少し安定し、日本らしいバレーが見せられた

西田 やっぱりサーブでのプレッシャーっていうのが、各選手に与えれた部分は大きかったかなと思いますし、その中で自分たちがどういうバレーをするのかっていうのが、またもう1回再確認して、周りができれば、アメリカ相手でもしっかりセット取れたりとか、勝ち筋が見えてくると思うので、まずそこをしっかりと、もう1回クオリティーを戻して、自分たちがやってきた部分だと思うので、そこは自信持ってやっていくべきだと思いますし、次からはもう負けたら終わりなので。今ここで考えてもどうにもなるものではないと思いますし、それは練習でやるべきだと思うので。ただ今は全員がベストコンディションで同じ方向見て戦うべきかなと思います。

第3セットを奪い、笑顔の西田(左)と関田(共同)

第3セットを奪い、笑顔の西田(左)と関田(共同)

―8強入りは果たした

予想だにしない結果での進出にはなってますけど、これがオリンピックだと思いますし、自分たちがやるべきことっていうのは、自分たちが口にしてきた目標やプレッシャーもある中で戦って、うまくいかないことの重なりで、このリーグでこうやって勝ち抜いたんで。ここはもう吹っ切って、やる気しかないと思いますし、それが自分たちのやるべきプレーだと思うので、今考えても、やっぱりいいプレーも出ないと思うので。そこでチーム全員が支え合っていけば、そういうところが1人1人が出てくるかなと思います。

―初日朝9時からスタートでこの2試合は夜9時からスタート。コンディションの維持は

西田 いろいろ時間を経験させていただいて、どういう時間になるのかっていうのは正直やってみないとわかんなかったですし、どういうパフォーマンスなのかっていうのは、わかんない部分もあるんですけど、でもそういうところは言い訳にせず、常に自分たちがいいパフォーマンスを出すために準備してるだけなんで、そこの時間っていうよりも、試合内容のパフォーマンスであったり、そういうとこに自分たちがフォーカスしないといけないかなと思います。

第3セット、ボールを追う西田(共同)

第3セット、ボールを追う西田(共同)

―サーブが鍵になる。決勝トーナメントに向けて修正したい部分は

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スポーツ

竹本穂乃加Honoka Takemoto

Osaka

大阪府泉大津市出身。2022年4月入社。
マスコミ就職を目指して大学で上京するも、卒業後、大阪に舞い戻る。同年5月からスポーツ、芸能などを取材。