競輪選手には、期ごとに代謝(強制引退)制度が導入されている。

A級3班の選手は、3期連続で競走得点が70点を割り、3期平均の下位30位までに入ると対象になる。ガールズは、同じく47点を割り、下位3位までが対象だ。

これまではデビュー年による区別はなかった。A級3班選手には公傷制度がなく、ルーキーでも競走で大けがをしてレースを走れず、そのまま点数不足で引退を余儀なくされたケースもあった。

当時、日本競輪選手会の首脳に救済制度はないものかと尋ねると「その子を助けると60番目の人(当時は下位60位までが対象)を切らなきゃいけなくなる」とのお答え。ルーキーは無限の可能性を秘めているもの。あまりにも無慈悲だと思った記憶がある。

今期からデビュー2年目までの選手を対象に再チャレンジ検定制度が導入された。先述したように、ルーキーがレースでけがをして得点を稼げなくても、1キロタイムトライアル(TT)で1分9秒0以内のタイムを出すと合格となる。

審査対象だった3期目もリセットされ、新たに1期目からのスタートになる。ルーキーなら自己ベストで9秒を切っている選手も少なくないだけに朗報だろう。

一方、ガールズにも同検定が導入された。こちらはルーキーといえども、ガールズグランプリ級の選手と日常的に対戦して得点確保も楽ではない。毎期、毎期、得点確保にきゅうきゅうとしている新人がいる。

彼女たちも救いの道ができた。ただ、こちらは500メートルTT38秒以内。日本記録が34秒半ばを考えると、かなり厳しい道かも知れない。


※写真はイメージ
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