G1第63回関東地区選手権が明日8日から江戸川ボートで行われる。浜野谷憲吾、石渡鉄兵ら地元東京支部の精鋭に対し群馬支部からSG覇者の山崎智也が参戦。埼玉支部は昨年の賞金王・桐生順平やベテラン平石和男がエントリー。今回、江戸川で全24場制覇がかかる毒島誠(34=群馬)にロングインタビュー。夫婦で参戦する埼玉の中田竜太(29)と浜田亜理沙(29)もクローズアップした。

 -17年はチャンレンジカップV、グランプリ優勝戦進出(5着)がありました。感想と今年の目標は

 毒島誠 グランプリの空気感で走れたのは幸せでした。でも勝てなかった悔しさもありました。今年は通算1000勝(6日現在、947勝)、6位以内でのグランプリ出場と制覇を目指します。もちろん、24場制覇も狙ってます。

 -キャリア15年で早くも全24場制覇に王手です

 毒島 周りに「すごいね」と言ってもらえることもありますが、一般戦回りで取っただけ。巡り合わせも良かったんだと思います。

 -記念Vのレース場もあります

 毒島 下関(17年11月チャレンジカップ)、宮島(15年10月周年記念)を取れたのが大きかった。一般戦が入らなかったので。あとは大村。記念しか入らない中で一般戦(17年5月)を走らせてもらいました。

 -今回、20人目の偉業が懸かります。鬼門の江戸川の印象は

 毒島 調整が合わないというか、(航行船通過などにより)試運転時間があまりない。自分はそこを大事にするので、エンジンを出せないというか、出しにくい。でも、みんな条件は同じ。言い訳ですね。

 -逆にいいイメージは

 毒島 優出が2回あります、20回以上走ってですけど(笑い)。あっ、でも地区選で優勝戦(11年12月、3着)に乗ってるので、江戸川の地区選の印象はいいです。

 -活路を開くためには何が必要ですか

 毒島 やっぱりいいエンジンを引きたい。江戸川はごまかしが利かないイメージ。ちゃんと仕上げてチャンスがあれば取りたい。

 -近況の出来はどうですか

 毒島 いいですよ。リズムが良くなりました。去年、苦しいときに試行錯誤した調整の芽が出てきた感じ。まだまだではありますけど…。

 -レース内容も良くなりましたか

 毒島 リズムが良くなった分、レース内容も上向いています。こういうときにしっかり努力したい。やっぱり浮き沈みが大きいのは駄目。そこをしっかりして今年も頑張ります。