日本代表FW本田圭佑(30)の所属するACミランが、ホームのカリアリ戦で2017年初戦を白星で飾った。

 ベンチスタートとなった本田は後半20分頃からアップを開始したが、出番はなかった。

 試合は一進一退の展開となり、どちらも得点できないまま試合終盤へ。しかしミランは後半43分、クロスボールからエリア内のFWラパドゥラが粘って前方へ出し、FWバッカが右足で決勝点を挙げた。

 消化ゲームが1試合少ないミランだが、勝ち点36の5位。欧州チャンピオンズリーグ圏の3位に勝ち点2差をキープする。モンテッラ監督は「今日の試合は勝利に値するものを出していたので気に入った。試合の内容も勝ち点も、いいものを持続させている。自信を持てば非常にいいものが出せる。しかし今後も向上していかなければならない」とコメントした。

 本田は試合後、ミックスゾーンで「お疲れさまです」とだけ報道陣に声をかけ、スタジアムを後にした。(波平千種通信員)