東京オリンピック(五輪)男子マラソン代表の服部勇馬(27=トヨタ自動車)が右足ふくらはぎ痛のため福岡国際マラソン(6日)を欠場することになったと、大会事務局が3日に発表した。

服部は「応援を心待ちにしてくださっていたファンの皆様には、本当に申し訳ない気持ちです。今回、マラソンのスタートラインに立つ難しさを改めて感じています。この経験がこれからの私を成長させてくれる糧になると信じて、新たな目標に向かって前進していきます」とコメントした。

関係者によると、先月28日の練習中に違和感が出た。治療を施し、経過を観察していたが、無理はしない決断に至った。2日夜に欠場届を出したという。

服部は昨年9月のマラソン・グランドチャンピオンシップ(MGC)で2位となり、東京五輪代表に内定。今年9月の全日本実業団対抗選手権では1万メートルで27分47秒55の自己ベストをマークしていた。練習でも好調を維持し、18年の福岡国際で出した2時間7分27秒を上回る好記録も期待されていた。

今度の福岡国際は、MGC以来のマラソン出場となる予定だった。