フィギュアスケート男子で22年北京、26年ミラノ・コルティナ両五輪(オリンピック)銀メダルの鍵山優真(23=オリエンタルバイオ/中京大)が8日、母校の横浜市立六角橋中の「創立80周年記念文化祭」にサプライズ出演した。生徒たちから黄色い大歓声を浴びて登場。後輩たちの質問に答えながら、夢や目標、挑戦することの大切さを伝えた。
今季は競技を休養し、自分を見つめ直す時間に充てている鍵山。今後の目標を問われると「この先また4年後のオリンピックに向けて、今まで達成できなかった目標であったり、新しい自分を見つけたい」と30年フランス・アルプス五輪への思いを明かした。
これまでは結果を求めるあまり、試合や練習を楽しむことが難しかったという。「この1年間でいろんな経験をしてみて、現役に戻った時に試合だったりスケート自体がすごく楽しいなって思えるような時間にしたい」と見据えた。
母校でのトークには「今もめちゃくちゃ緊張していて」。それでも、生徒からの質問には同じ目線に立って丁寧に回答した。「もう無理かもしれない」と思った経験を問われると、「めちゃくちゃあります」と即答。中学進学で横浜に来て周囲から刺激を受け、五輪を現実的な目標にするようになったという。悩んだ時こそ立ち止まって考えることを勧め、「これでいいのかどうか分からないって悩んでいる時は、本気で向き合っている証拠。1回立ち止まって、自分が今何ができるんだろうって考えてみることがすごく大事」と伝えた。
卒業以来8年ぶりの母校凱旋(がいせん)。久しぶりに後輩たちと触れ合い、「すごく元気をもらえた」と自身も刺激を受けた様子。「やっているものは違うと思うんですけれども、お互い全力で頑張りましょう」とエールを送っていた。【勝部晃多】


