フィギュアスケート女子でシニア1年目の島田麻央(17=木下グループ)が、“キティちゃんパワー”でグランプリ(GP)シリーズデビュー戦に臨む。
9日、木下アカデミー京都アイスアリーナで練習公開。今季のエキシビションは今月からスポンサー契約を結ぶサンリオとのコラボレーションと公表し、ハローキティに扮(ふん)した衣装を初披露した。サンリオのキャラクターを心の支えに、自身GP初戦となる第2戦スケートカナダ(10月30~11月1日、ケロウナ)に挑む。
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島田があどけなくほほ笑んだ。身に着けたのは、赤色のリボンに青色のオーバーオールがデザインされた衣装。今季のエキシビションはサンリオピューロランドのパレード曲「KAWAII FESTIVAL」を用いており、同社の人気キャラクターのハローキティになりきった。
「キティちゃんは耳が立っているので、二つ結びにこだわった」
ツインのお団子ヘアに手をやりながら、にっこりとうなずいた。
サンリオのグッズは、心の支えになっている。試合本番の必須アイテムは、大きなタラコ唇がトレードマークの半魚人キャラ「ハンギョドン」のティッシュケース。「試合前は緊張するけれど、それを見ると笑顔になれる。すごく支えられている」。スケートカナダにはヘアピンやバッグも持ち込み、いつもと同じように共闘する。
その心持ちで、氷上でも自然体で舞う。世界ジュニア選手権で前人未到の4連覇を達成した高校3年生は「とにかく楽しみたい。早く海外の試合に出てみたい」と気負いはない。
この日の練習では大技トリプルアクセル(3回転半)と4回転トーループをクリーンに着氷。日本女子4人目のGP初出場優勝や国際大会21連勝などの記録達成に期待がかかるが「あまり自分にプレッシャーをかけたくない」と、順位や得点の目標は定めない。
母が浅田真央さんの大ファンだったことから「まお」と名付けられた次世代の星。年齢制限によって2月のミラノ・コルティナ五輪の出場資格が付与されなかった中、ジュニア期間を無敗で駆け抜けた。
信条は攻めの演技。「何事にも挑戦して、諦めないのが自分らしさだと思う。思い切り跳んだ上で失敗しても、最後まで諦めずに演技できたら」。無邪気さとたくましさを兼ね備えた17歳が、いよいよシニア初の海外試合に乗り込む。【藤塚大輔】
◆GPファイナルへの道 GPシリーズ全6戦の上位6人が進出できる。シリーズには1人最大2試合に出場可能で、順位に応じてポイントが付与。各大会の順位を1位15点、2位13点、3位11点、4位9点…と換算し、2戦の合計ポイントで争う。ファイナルは12月10~13日に中国・重慶で行われる。


