どーもです。連日紹介してきたヤマハのニューモデル「RMX VD」シリーズですが、今日紹介する「RMX VDツアーモデル」アイアンがオオトリです。もうね、最初に結論書いちゃいますが、このアイアン、マジご機嫌なモデルでした!! ツアーモデルと銘打っていますが、そこまでシビアな感覚はなく、ボクレベルでも「おっ!? 使えるんじゃないの?」と勘違いさせてくれそうなモデルです。久しぶりにテンション爆アゲなモデルでした。というわけで、早速いってみましょう。


まずは見た目から。


流れとしては「RMX020」アイアンの後継モデルだと思います。「RMX020」で外れた“ツアーモデル”表記が戻ってきましたが、理由はわかりません。タイプとしてはキャビティですね。

フェースはかなり小振りですが、不思議とシビアさを感じませんでした。形状的には「RMX020」とほぼ同じかな。

ソール幅はコンパクトフェースのわりにはやや広めに確保されている感じ。でも、実際にはリーディング&トレーリングエッジが設定されているので、実質的な接地面積は適当かな。

ネックはストレート。「RMX020」と比べると、ボディは気持ちスリム。

構えてみるとこんな感じ。かなりコンパクトですね。「RMX020」よりもフトコロが浅めにも見えました。

今回試打したのは、トゥルーテンパー製スチールシャフト「ダイナミックゴールドEXツアーイシュー」S200フレックス装着モデルの#7。スペックは、ロフト角34度、ライ角61度、長さ36.75インチ、総重量443g、バランスD2。シャフトスペックは、重量131g、トルク未発表、元調子。

試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボール使用。


持ってみた感覚ですが、重量的にはしっかり重めですが、まあ、ボクでも振り切れる重さかな。グリップは太過ぎず、細過ぎずのいい感じ。ワッグルした感覚は、ヘッドの動きはそれほど動きませんね。素振りしてみると、切り返しでヘッドの重量を感じて、気持ちよく振り切れそうなフィーリングでした。


実際に打ってみると、とにかく打感も、打音も、弾道も、飛距離も全てがご機嫌でした! 「RMX VDツアーモデル」アイアンに替えても良いくらいです(笑)。 

打感&打音は「RMX VD」とほぼ同じような感じ。ツアーモデルというと顔も小さく、少なからず尻込みはありましたが、このアイアンは小振りな顔つきさえクリアできれば、ボクレベルでも使えそうかなって感じちゃう何かがあります。シビア過ぎない操作性とロフト角を考えると何気に飛んでいる飛距離性能。あと、これはシャフトの影響なのか、いい感じにダウンブローで打てているような気がしました。とにかく、全てに心地よいモデルでしたわ~!


スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データはこちら


【3球平均】

HS38.5m/s、初速49.1m/s、打ち出し角20.0度、バックスピン量5534.0rpm、サイドスピン-808.1rpm、飛距離167.6y

【ベスト】

HS38.7m/s、初速49.3m/s、打ち出し角19.5度、バックスピン量5147.1rpm、サイドスピン-1197.4rpm、飛距離169.2y


打感はチョ~マイルドで、音はシャッター音!! とにかく、いい感じ!


弾道はこんな感じで


そのスカイトラックデータがこちら


弾道は高弾道。さすがに払い打ち系ではしっかり球が上がらないかもしれませんが、前述通りボクの感覚ではダウンブローに打ちやすいようなイメージもありました。スピン量もいい感じ! ボクはできないけど、上級者ならスピンコントロールもできそうかなって感じ。


出球傾向は、ボクのスイングでいい感じのドロー系ですが、逃がそうと思えば逃がせます。それがシビア過ぎて、意図しないスイングのミスに反応するわけでもないのが、ボクレベルには好印象。恐らく「曲げたいときに曲がるけど、曲がり過ぎない」モデルかなって。


振り感ですが、めっちゃシャープに振り切れます。切り返しでヘッド重量を感じて、そのまま自然に落としてフォローを出せるようなイメージですね。そして、何度でも書きますが、ダウンブローに打ちやすいような気がします!!


今回ボクが試打した限りでは、このスペックで最低でもHS43m/sは欲しい感じ。ツアーモデルですが、意外と扱いやすさやシビア過ぎない面もある印象です。とはいえ、ツアーモデルですので、まずはこの重さをしっかり振り切れることが第一条件でしょう。その上で、おそらく払い打ち系よりもしっかり打ち込めるヒッター向け。HDCP15以下で重量的に問題なければ、このアイアンもぜひ1度試してもらって、何がご機嫌なのかをぜひ体験して欲しいです!!

<ヤマハ「RMX VD ツアーモデル」アイアン>

■KAZ’sインプレッション(10点満点)

▽飛距離:9▽上がりやすさ:10▽操作性:10▽構えやすさ:9▽打感の柔らかさ:10▽ミスの許容度:8

■ヘッド:軟鉄(S20C)

■シャフト(重量/トルク/調子):「ダイナミックゴールドEXツアーイシュー」(S200=131g/未発表/元調子)

■価格:6本(#5~PW)セット15万1800円、単品(#4)1本2万5300円。(税込み)