どーもです。本間ゴルフのニューモデル「T//WORLD TW757」シリーズですが、今日紹介するのは「同タイプS」ドライバーです。この「タイプS」を打って実感したのは、そのネーミングの由来です。恐らく昨日紹介した「タイプD」はDRAWタイプで、「タイプS」はSTRAIGHTタイプだと思います。決して「DEEP」「SHALLOW」ではないはず! なお、先代は「同TW474 455」ドライバーだと思います。そんなわけで、早速いってみましょう。


まずは見た目から。


「タイプD」と明らかに違うのはウエートポジションですよね。トウ&ソール後部配置だった「タイプD」に対し、「タイプS」はフェース後部&ソール後部で一直線上の配置となっていました。また、ややストレッチバックだった「タイプD」に対して、「タイプS」は明らかに後部に短くみえました。

フェースはちょうどいい感じですが、「タイプD」と比べると気持ちシャローにも見えました。

ボディもちょうどいい感じですが、ミドルバックだった「タイプD」に対して「タイプS」はハイバック。確実に別モノですね。

後ろ姿です。「タイプS」はソール後部中央にボリュームがある形状になっていました。

構えてみるとこんな感じ。クラウンの投影面積はちょうどいい感じですが、「タイプD」よりも気持ち小さめ。形状的には半円形といったらいいのかな? 個人的には、好きな形状です。

今回試打したのは、カーボンシャフト「VIZARD SHAFT for TW757」Sフレックス装着モデル。スペックは、ロフト角10.5度、ライ角56.5度、長さ45.5インチ、総重量306g、バランスD2。ヘッド体積450cm3。シャフトスペックは、重量54.5g、トルク未4.85、中調子。

試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボール使用です。


持ってみた感覚ですが、これは昨日紹介した「タイプD」同様です。重量的にはまずまずで、グリップは太め好きなボクにピッタリフィットでした。シャフトを手でしならせた感覚も一緒のSフレックスらしいSで、しなりポイントはちょうど真ん中辺り。ワッグルしたヘッドの動き方も、素振り感も同じでした。


実際に打ってみると、初速が速そうなイメージは「タイプD」とほぼ同じ。数値的にも、3球平均でその差0.3m/sでした。でも、打ち出し角がなぜか「タイプS」のほうが総じて低めでした。「タイプD」の3球平均17.2度に対して15.7度。でも、最大で17.1度なので、これはボクの打ち方の問題かもしれません。そして「タイプD」と「タイプS」の違いは冒頭書いた通り「ドロー」が打ちやすいのか、「ストレート」が打ちやすいのかの差だと思います。少なくとも同じタイミングで同じようなスイングを意識して打った結果、「タイプS」のほうがよりストレートに弾道がそろいました。打ち出し方向含め、ボクでこれだけ弾道がそろうのは珍しいモデルですぜぇ~!!!! 


スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データはこちら


【3球平均】

HS42.2m/s、初速61.3m/s、打ち出し角15.7度、バックスピン量2506.0rpm、サイドスピン-202.8rpm、飛距離246.5y

【ベスト】

HS42.0m/s、初速61.1m/s、打ち出し角17.1度、バックスピン量2248.7rpm、サイドスピン-193.2rpm、飛距離248.1y


打感はマイルド感強めのソリッド系。中高音系の音も含め、この辺のイメージは「タイプD」と一緒でした。


弾道はこんな感じで


そのスカイトラック弾道データがこちら

弾道的には高弾道。この重量を振り切れれば、しっかりボールは上がると思います。スピン量もほぼ同等イメージですね。


出球傾向は、ボクのスイングでも、打ち出した方向にほぼストレート。動画のように、ラウンドは滅多に出ないスライスもチラホラでしたが、これはちょっと振ってしまった結果、若干開きが早くなっていたのかもしれません。決して、つかまりが今イチというワケではなかったです。


シャフトフィーリングと振り感ですが、この辺のフィーリングも「タイプD」と一緒でした。しなりをしっかり感じながらも、決してしなり過ぎないイメージで、たたけばたたいただけ応えてくれそうなイメージでした。


今回ボクが試打した限りでは、このスペックでHS40~43m/s辺りにオススメ。「タイプD」はつかまりを、「タイプS」はよりストレート弾道を意識したモデルだと思いますが、決してつかまりを抑えたモデルという感じではなかったですね。標準シャフトがこの「VIZARD SHAFT for TW757」ということを考えると、ある意味たたけるプチヒッターの使用を意識しているのかもしれません。「タイプD」同様、「「簡単過ぎないけど、難し過ぎない」です。その上で、よりストレート弾道が打ちやすいモデルになっていました。

<本間ゴルフ「T//WORLD TW757 タイプS」ドライバー>

■KAZ'sインプレッション(10点満点)

▽飛距離:9.5▽上がりやすさ:10▽操作性:8▽構えやすさ:9.5▽打感の柔らかさ:8▽ミスの許容度:9

■ヘッド:ボディ&フェース=6-4チタン、クラウン=カーボン

■シャフト(重量/トルク/調子):「VIZARD SHAFT for RW757」(50S=54.5g/4.85/中調子)。「VIZARD MA」(6S=64.5g/3.95/先中調子)。「VIZARD MP」(6S=66g/4.00/手元調子)。「VIZARD FZ」(6S=65g/3.85/手元調子)。

■価格:「VIZARD SHAFT for RW757」装着モデル1本8万5800円、「VIZARD MA」「VIZARD MP」「VIZARD FZ」装着モデル1本9万9000円。※価格は税込み