おはようございま~す!火曜日の朝活、「せれにゃん塾」の時間です。塾長の青木瀬令奈です。ゴールデンウイーク突入ですが、みなさん、どう過ごしてますか?1回や2回はラウンドするのでしょうか?さて、今回のテーマは「コースマネジメントってなに?」です。よく聞く言葉ですね。その本当の意味を理解して、賢くゴルフしましょう。


14本のクラブをできるだけ上手に使い分ける
14本のクラブをできるだけ上手に使い分ける

14本のクラブを上手に使ってプレーをするゴルフ。自分で選んだ道具をこんなにたくさん使ってするスポーツは、他にないのではないでしょうか。数あるゴルフコースは、それぞれ違うレイアウトを持っています。また、同じコースでも、季節によって、いえ、天候次第では日によってコンディションが全く違います。芝の状態、地面の硬さ、傾斜の加減、風、空気の湿度…。それらのデータをインプットしながら、14本のクラブをできるだけ上手に使い分けることが、スコアメークの大きなカギを握ります。

ティーイングエリアに立った時、ピンから逆算するというお話を前回したのを覚えていますか? その逆算の中には「得意距離を残す」という選択肢も入っています。カップに近づけば近づくほど、正確さが求められるのがゴルフ。ですから、できるだけカップに入れやすい場所に球を運ぶために、グリーンを狙うショットを得意クラブで打つことを考えるのです。

ミスをできるだけ防ぐのもコースマネジメントです。OBや池、深いラフや林、時にはバンカーなど、行ってはいけない場所に絶対に打たないというのも大事なことです。


ミスショットの50%はアドレスで防げます
ミスショットの50%はアドレスで防げます

前回と同じことを繰り返しますが、スイング以外、技術以外の部分で防げるミスが、どれほど多いことか! ゴルフは確率のスポーツです。だから、ミスの確率を減らしていけば、「72」というスコアに近いゴルフができるようになるんです。

ミスショットの50%はアドレスで防げます。言い換えれば、ショットの50%は、アドレス次第ということです。スイングではありません。逆算して、どこにどんな球を打つべきかを考え、そこに打つための方法をしっかりと取る。それだけで、ショットが成功する確率がグンと上がるということになります。

もちろん、アドレス以前にクラブ選択があります。これも14本のクラブの中から、プレーヤー自身が責任を持って選ぶもの。ミスが少なく、できるだけ不安のないクラブを選んでしっかりしたアドレスで打つ。これだけでスコアアップの可能性は大きく上がるというわけです。迷いが出たら、何を優先するのかをよく考えてクラブを選び、打つことを心がけましょう。

体を鍛えたり、必死でスイングを改造してナイスショットを打つのもいいですが、それを生かすためにも、賢くゴルフをすることを考えましょう。今のままのスイングでも、スコアは大きく違ってきます。


 ◆取材構成=遠藤淳子(清流舎)

 ◆撮影=横山健太

 ◆取材協力=飯能グリーンCC(埼玉・飯能市)