今田竜二(39)は持ち前の小技がきいて、好発進した。

 1番では3メートルのパーパットをねじ込み、2番では2メートル、3番では5メートルのバーディーパットを決めた。「1メートルだろうが3メートルだろうが、入っているのは調子がいい証し」。5番では残り160ヤードから8番アイアンで「イメージ通りに打てて」ピンそば2メートルにつけて会心のバーディーを奪った。約4カ月ぶりの試合だが、同組の横田真一とは旧知の仲でリラックス。やはり同組で15歳のアマ大嶋命を「たぶん僕より緊張していたと思うけど」と気遣う余裕もあった。

 現時点で年内の試合出場の予定はないが、優勝すればもちろん、10位以内に入れば次週の三井住友VISA太平洋の出場権も得られる。