世界ランク4位の松山英樹(25=LEXUS)は8バーディー2ボギーの66、通算276の12アンダーと猛追したが、初優勝はならなかった。ブルックス・ケプカ(米国)が通算16アンダーで優勝、松山はブライアン・ハーマン(米国)と並ぶ12アンダーで2位だった。

 松山は首位に6打差の14位で最終日をスタート。幸先よく1番でバーディーを奪うと、4、5番でもバーディーと加速。6番でボギーと詰まったものの、インに入るとさらに持ち前の集中力を発揮。11番、12番、14番とバーディー攻勢で、首位争いをするケプカ、B・ハーマンら米国勢の背中を負った。

 最終18番でもバーディーを奪うと、帽子を脱いでファンの声援に応えた。前日から6つスコアを伸ばしてのホールアウト。その時点では首位のケプカに1打差だった。優勝争いは後ろで回る上位選手の結果待ちとなったが、そこからケプカがスコアを伸ばしたため悲願のメジャータイトルはならなかった。

 松山はホールアウト後、テレビのインタビューに「ショットが良かったんで楽にプレーすることができた」などと穏やかな表情で語った。