鈴木愛(23=セールスフォース)が劇的なバーディーパットを決め、今季2勝目を挙げた。最終18番は、2位の三ケ島かな(20)が約8メートルのバーディーパットを決め、スコアが並んだ後に鈴木が約6メートルのバーディーパットを打つ展開だった。「私は入らないと思った。簡単なラインじゃないし、距離もあった」というスライスラインを読み切って優勝をつかみとった。

 獲得賞金が8002万4000円となり、賞金ランキングは3位から2位に浮上した。「うれしいです」と素直に喜ぶ鈴木は、獲得賞金8092万2000円で1位のキム・ハヌル(28=韓国)に約90万円差まで迫った。

 13年の森田理香子以来、4年ぶりとなる日本人賞金女王も射程にとらえ「前半戦でこんなに上位にいると思っていなかった。4月以降、昨年、一昨年よりも良いショットが打てているので、いつもと違うと思います」と好調ぶりを分析していた。