今季限りで引退する宮里藍(32=サントリー)がこの大会最後の出場を41位で終えた。2バーディー、4ボギーの74で通算4オーバー。4日間を通して自慢のパットがさえなかった。メジャー優勝への期待は8月の全英リコー女子オープンと9月のエビアン選手権の残り2大会に持ち越された。

 最終18番で宮里藍は大歓声を浴びた。ニューヨーク近郊の会場に大勢の日本人が詰め掛けた。だが結果は3パットのボギー。最終日の4ボギーは全て3パットで「ラインの読みが甘かった」。パットに苦しんだ大会は41位で幕を閉じた。会場で観戦した父優さんは「優勝は届かなかったが、小さい体でよく頑張った」とねぎらい、最後に一句を読んだ。「戦いの矛を収めしわが娘 いかりを下ろせしふるさとのBAY(海)」。宮里は「すぐに全英もある。それまでにパットの調整をする」と残るメジャー2大会で優勝を目指す。