トップから出た岩田寛(36=フリー)が1バーディー、4ボギーの74で回り、通算3アンダーの210で2打差2位となった。

 6番でバーディーが先行もグリーンを外した8、9番で連続ボギー。11番では「自分の打ちたいアプローチとライがかみ合ってなかった。イメージが出ないまま打ってしまった」と、小技のうまい岩田としては珍しく花道からの寄せがグリーンを大きくオーバー。3つ目のボギーをたたいた。

 18番もボギーで終えるなど「ティーショットも曲がるし、アイアンの距離感も合わない。パットも入らない」と拠り所を見つけるのが難しいラウンドだったが、今週のテーマに掲げる「淡々と」は貫いた。「無理に攻めてもガタガタいっちゃいそうだった。我慢して明日に備えようと思っていた。気持ちが切れたら、もう終わっていた」と振り返る。

 「まだチャンスはある」。14年のこの大会で初優勝を飾った時と同じ2打差を追って最終日に勝負をかける。