女子ゴルフの宮里藍(32=サントリー)が、現役最後の大会となるエビアン選手権(14日開幕)の公式会見で優勝を宣言した。12日は会場のエビアン・リゾートGCで練習ラウンドをこなした。

 宮里が父への思いを語った。コーチでもある父優さん(71)は、全英リコー女子オープンのプロアマ戦が開かれた8月1日にコース上で倒れ、現在も闘病中。今大会後の22日には、東北高3年時の03年に初優勝したミヤギテレビ杯ダンロップ女子が日本で開幕するため「本当はそこで終われるとベストだった」と胸の内を明かした上で「でも状況が変わってしまった」と吐露。引退後は父の看病をするようで「私の素晴らしいコーチであり、父であり、人生の偉大な教師でもある」と、大好きな父へ優勝を届ける。