女子ゴルフの宮里藍(32=サントリー)が13日、現役最後の大会・エビアン選手権(14日開幕、フランス)に向け、会場のエビアン・リゾートGCで行われたプロアマ戦に出場した。

 5時間かけて全18ホールを回り、コース状態を最終確認。グリーンの傾斜を確かめながら、何度も途中でパット練習を繰り返すなど、入念に仕上げていった。

 いよいよ現役生活は残り4日間になる。宮里は引き締まった表情でコース横で取材に応じ「(プロ生活で)積み重ねてきた時間が14年分ある。プレーを通じて感じてもらえるものもあるでしょうし、最後まで自分のゲームをすることが最優先です。自分との勝負になる」と言い切った。

 自身の状態については「ショットのタイミングが合ってきたので、大丈夫だと思います」と語り、コース状況に関しては「数日の雨の影響で、グリーンが柔らかい。スピードが遅くなっている」と分析した。

 この日が最後のプロアマ戦となり「すごくいい人たちで、和気あいあいとやることができた。楽しめました」と話した。

 12日の公式会見では優勝宣言。かつて世界ランク1位に立った宮里が、現役最後の大会で輝きを放つ。