昨年、大会史上最年少の17歳で初優勝した畑岡奈紗(18=森ビル)が連覇に向けて2位から首位に浮上した。

 首位と1打差で出ると6バーディー、2ボギーの68でラウンドし、通算13アンダーまで伸ばした。通算11アンダーの2位で並ぶ金楷林、申ジエ(ともに韓国)とは2打差をつけての単独首位で最終日を迎える。

 好調ショットが躍進の要因ではあるものの、3日間でボギー3つとミスで崩れない安定感もある。「曲げてしまってもうまくリカバリーできるようになっているのかな」と1年間の成長を自己分析。この日も後半16番パー3の1打目をグリーン左のバンカーに入れたが、2打目でピン近くまで寄せる好アプローチでパーセーブしていた。

 76~77年の樋口久子以来40年ぶり、史上2人目の大会連覇の期待がかかる。節目の50回大会での達成に向け、畑岡は「(2位との)2打差はあってないようなもの。まず明日は15アンダー、そして20アンダーは目指したい」とスコアを伸ばして優勝する意気込みを示した。