84位から出た世界ランク5位の松山英樹(25=LEXUS)は5バーディー、2ボギーの69で回り、通算3アンダーの141で首位と8打差の33位となった。

 6番までに3つ伸ばしたが、ドライバーを深い右ラフに入れた7番で最初のボギー。12番でもボギーをたたき、通算1アンダーに後退してカットライン上でのプレーをしいられた。「それ(予選通過ライン)は嫌でも気になります」と苦笑する状況下、15番で7メートルのバーディーパットを流し込んだ。「(もう)1個落とせば危ないところ。すごく大きかった」。最終18番もバーディーで締め「少しもどかしい時間はありましたけど、前半と最後の方のショットは良かった。(予選で)落ちなくて良かった」とうなずいた。

 「(スイングを)変えたという感じじゃないけど、昨日とは(やっていることが)別物」と表現するショットの変化。さらにグリーン上も前日回った北コースのベント芝から不規則な転がりが特徴のポアナ芝に変わる中、連日の合計25パットにまとめた。「このポアナのグリーンでシビアなパットがあったんですけど、うまく入ってくれたんで良かったなって感じです」と話した。

 「4日間やって残り2日が悪かったらストレスがたまるけど、落ちることはもっとストレスがたまる。明日もしっかりといいプレーができるようにしたい」。第3ラウンドは10番スタートの“裏街道”で上位の背中を追いかける。