33位から出た世界ランク5位の松山英樹(25=LEXUS)は3バーディー、4ボギーの73とスコアを落とし、通算2アンダーの214で44位に後退した。

 「話す内容もないです」と切り捨てた18ホール。3パットしたスタートの10番から3連続ボギーと苦しい滑り出しだった。69をマークした前日終盤に感じたショットの手応えは練習場でも持続していたようだが「今日もいけるかなと思ったんですけど(コースに出たら)思ったようにはいかなかったですね」。特にフェアウエーキープ率は3日間でワーストとなる35・71%と低迷した。

 前半14番では第2打を1・5メートルにつけるバーディーも奪ったが「(いいショットは)全くないです」とフラストレーションはたまる一方。修正を施しているスイングについて「(思うような動きが)できないところもありますし、できたと思っても、なぜか曲がっているというのが続いている。どこが悪いのかまだ分からない状況」と現状を説明した上で「それ(悪い部分)が分かればすぐ修正はできると思うので、早く見つけられるようにしたい」と迷いなく練習場へ足を向けた。

 次週は大会3連覇がかかるフェニックス・オープン(アリゾナ州)が控える。「何か見つけて、来週に向けていいきっかけをつくれたら」と位置付ける最終日は、1年ぶりにツアーへ戻ってきたタイガー・ウッズ(42=米国)と同組で回ることが決まった。